ホワイトニング治療に伴う
一般的なリスクや副作用


ホワイトニングは美容医療に属し、現在疾患(知覚過敏を含む)のない方が対象となります。
疾患をお持ちの方は原則的に治療が優先となります。

  • ホワイトニング施術前は、必ず口紅やリップなど外してください。
  • ホワイトニングの効果は個人により異なります。ご希望の白さに到達するまでには複数回の処置が必要な場合があります。
  • 変色の原因(例:エナメル質形成不全、象牙質形成不全症、テトラサイクリン)によっては色調の改善が見込めないこともあります。
  • ホワイトニング効果の持続期間は、変色の原因及び生活習慣によって変わります。
  • ホワイトニングにより、歯の痛み・知覚過敏・歯肉の灼熱感・粘膜の潰瘍などを生じることがあります。
  • ホワイトニングを行うと、歯の表面に点状や帯状の色ムラが現れる場合があります。これは歯に元々あるものがホワイトニングにより強調されたものです。通常数週間から数カ月経つと周囲と馴染んでいきます。
  • 下記の疾患がある方はホワイトニングができません。
    膠原病、無カタラーゼ症、喘息、ヘルペス、口角炎、口内炎、光線アレルギー、SLE、心疾患
    脳血管疾患、重度感染症、重度顎関節症
  • 現在、何らかの病気で治療中の方は、ホワイトニングが可能かどうか主治医に確認してください。
  • 通常、ホワイトニングにより神経のある歯の色調は明るく変化しやすいです。しかし、詰め物や被せ物の外部の着色は落とすことが出来ますが、詰め物の隙間から染み込んだ着色は落とすことが出来ません。
  • 既に知覚過敏の傾向がある場合、ホワイトニングを行うことで症状が悪化することがあります。その場合、ホワイトニングを中止することがあります。
  • 光の向き、歯並びによって痛みや熱さ等が出る場合があります。暖かい感覚はありますが違和感を生じたときはすぐに左手を挙げて教えてください。違和感や痛みを決して我慢されないでください。
  • 妊娠中の方は安定期での施術をお願いいたします。
  • 光を当て始めてからはお口が動く行為(会話・睡眠)でお口の空き具合が変化します。するとホワイトニング効果が低下、または歯茎の保護材が剥がれやすくなります。歯の裏側の冷却ゲルを調整する際にはお口を開けていただくように指示いたしますが、ゆっくりと開けていくようにしてください。
  • ホワイトニング後、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーライスなどの色素の濃いものを食べたり飲んだりした場合は、必ず、当日お渡しする歯磨き粉ですぐにブラッシングをしてください。
  • ホワイトニングの効果を客観的に評価できるようにするため、施術前後で歯の写真を撮影させていただきます。(撮影した口腔内写真は個人特定不可能な状態で、学会・論文等使用することがございます。ご使用不可な方はお申し出ください。)

 

【キャンセル料について】
ホワイトニングの機械、施術時間を確保してお待ちしております。2日前~前日までのキャンセル・変更については税込5500円、当日キャンセル・変更はいかなる場合も税込11000円いただきます。キャンセル・変更される場合は診察時間内にお電話にてご連絡ください。

以上の事柄について内容をよくお読みいただき、十分に把握した上でホワイトニングを希望される方はご署名をお願いいたします。

矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用


  • 治療開始直後は装着した矯正装置への違和感、不快感、痛み等があります。数日~1・2週間程度で慣れる場合が多いです。
  • 矯正治療による歯の動き方には個人差があります。治療開始前に想定した治療期間よりも長くかかる場合もあります。
  • 装置の使用頻度や使用時間、顎間ゴムの使用頻度や使用時間、定期的な通院など、矯正治療には患者様ご自身の協力が必要です。患者様ご自身の協力が、治療の結果や治療にかかる期間に影響を与えます。
  • 矯正治療中は、装置の影響で歯が磨きにくくなります。歯ブラシやフロスが届きにくい場所が出来るので、むし歯や歯周病のリスクが高まります。治療中はそれまで以上に丁寧な歯磨きを行い、定期的に歯科医院でメンテナンスを行う事が重要です。また、歯が動く事でそれまで隠れていたむし歯が見えるようになる場合もあります。
  • 歯が動く過程で歯根吸収(歯の根の部分が溶けて短くなる現象)が起こる場合があります。また、歯ぐきがやせて下がる場合もあります。
  • ごくまれにですが、歯が顎の骨と癒着していて装置を使っても歯が動かない場合があります。
  • ごくまれにですが、歯を動かすことで神経に障害を与えてしまい、神経が壊死する場合があります。
  • 治療の途中で金属アレルギーが発症する場合があります。
  • 治療中に顎関節症の症状(口の開閉で顎の骨が鳴る、顎に痛みがある、口が開きにくい等)が出る場合があります。
  • 様々な問題により、治療開始時点で予定していた治療計画を変更する場合があります。
  • 歯を削ることで、形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする場合があります。
  • 食事中などに矯正装置が外れて誤飲する場合があります。
  • 矯正装置を外す時に、歯のエナメル質に微小な傷・亀裂が入る場合や、補綴物(かぶせ物)が破損する場合があります。
  • 矯正装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しない場合、後戻りが生じる可能性が高まります。
  • 矯正装置が外れた後、治療前の咬み合わせに合わせて作られた補綴物(かぶせ物)や修復物(むし歯の治療)をやり直す必要が生じる場合があります。
  • 顎の骨の成長・発育に伴い咬み合わせや歯並びが変化する場合があります。
  • 矯正治療後に親知らずが生えることで、歯列が乱れる場合があります。加齢や歯周病などで歯を支える骨がやせて、咬み合わせや歯並びが変化する場合があります。その結果、再治療が必要になる場合があります。
  • 矯正歯科治療は、治療開始後に治療前と同じ状態に戻す事は難しい治療です。