再治療で選択した便宜抜歯とマルチブラケット矯正による口元改善
主訴
7年前に部分矯正を約半年間行ったものの、前歯の歯並びが気になるとのことでご相談いただきました。
「抜歯が必要かもしれないと思いながらも、当時は決心がつきませんでした」とお話しくださいました。
治療方針
当院では、歯や歯肉の色・形態、顔貌や唇の厚み、Eラインのバランスまでを含めて総合的に診断します。
患者様の個性やご希望を大切にしながら、機能性と審美性を最大限に引き出すため、精密検査に基づき治療計画を立案します。
やむを得ず便宜抜歯が必要な場合には、むし歯治療歴や神経の有無、金属修復の有無など歯の条件を考慮し、できる限り不利な条件の歯を選択して抜歯を行います。
Before

After

年齢 | 28歳 |
---|---|
性別 | 女性 |
診断 | 骨格的Ⅱ級 両側 Angle ClassⅠ 叢生症例 |
処置 | •上顎右側第2小臼歯(失活歯) •上顎左側第1小臼歯 •下顎右側第1小臼歯 •下顎左側第2小臼歯(金属修復あり) を便宜抜歯 |
使用装置 | マルチブラケット装置 |
治療期間 | 2年11か月 治療ゴールを高く設定し、効率的で安全な歯の移動を実現するために、力系の設計と毎回の調整を徹底しました。 |
治療費用(税込) | 初診料:3,850円 •精密検査:27,500円 •診断料:33,000円 •セラミックブラケット:880,000円 •矯正用アンカースクリュー(1本):16,500円 •矯正調整費(1回):6,600円 •保定装置(上下):各33,000円 総額目安:約1,242,730円 ※デンタルローンをご利用の場合、月々5,000円台から分割払い可能です。クレジットカード払いや院内分割もご相談いただけます。 |
治療後の変化 | 矯正治療後は口元のバランスが整い、笑顔に自信を持っていただけるようになりました。 |
矯正歯科治療に伴う一般的なリスク・副作用について
- 装置装着後の違和感・痛みは数日〜1・2週間で慣れる場合が多いです。
- 治療期間には個人差があり、当初の予定より延長することがあります。
- 装置の使用状況や来院頻度など、患者様のご協力が結果に影響します。
- 清掃性の低下によるむし歯・歯周病リスクが高まります。
- 歯根吸収・歯肉退縮が起こる可能性があります。
- ごくまれに歯の癒着や神経障害、顎関節症、金属アレルギーが生じることがあります。
- 装置除去時に補綴物やエナメル質が損傷する場合があります。
- 保定装置を正しく使用しない場合、後戻りが生じやすくなります。
- 成長・加齢・親知らずの萌出などにより歯列が変化する場合があります。
当院では、これらのリスクに十分配慮したうえで、安全かつ的確な治療を心がけております。
当院は、
歯を通して健康で
豊かな人生をサポートする
「歯の一生相談窓口」です
機能性と審美性の両面から診断し、
可能なかぎり神経を残す治療法をご提案。
ずっと美しい歯を患者様と
二人三脚で育てていきます。